Alexander Girard
Alexander Girard(1907 – 1993)
1907年にNYにてアメリカ人の母とイタリア人の父の間に生まれます。
ロンドンで建築を学んだ後、1932年にNYで建築事務所を開設しました。
そして1952年、ハーマンミラー社に新設されたテキスタイル部門のディレクターに抜擢されます。
実用的で単調な無地のファブリックが多かった当時のオフィス。
彼はそれに対し「明るい原色を見ようものなら、人々は気絶するほどびっくりするのです。」とコメントしました。
原色と幾何学模様を駆使し、今までの概念を覆すユーモラス溢れるテキストデザインを数多く発表します。
そのテキストデザインを落とし込んだ家具、印刷物など今日に至っても多くの人々を魅了し続けています。
※詳細は画像をクリックでご覧頂けます。
アメリカのデザイナーであるAdrian Pearsall。 “Atomic Age”(原子力時代)国の最も突出した家具デザイナーのうちの1人です。
彼は1950年代の最も豊かで、表現的なアメリカ家具のうちのいくつかをデザインし、多大なる影響を与えました。
彼の華麗で、人目を引くスタイルは人気を集め、当時の象徴的人物と言えます。
エンジニアリングを勉強し、ソファや椅子のサポート性を高め、デザイン性だけではなく実用的という事も
Adrian Pearsallの特徴の1つも言えます。
Adrian Pearsallは1952年Craft Associates社を設立しており、そこでショールームなどを開いていました。
※こちらのBLOGもご参考下さい。
Eames
Charles Ormond Eames, Jr(1907 – 1993)
妻のレイ・イームズと共に合板やプラスチック、金属といった素材を用いて
20世紀における工業製品のデザインに大きな影響を与える作品を残しています。
ミッド・センチュリー・モダンの巨匠と称される夫妻でクランブルック美術アカデミーで師弟の関係であるふたりは
1941年に結婚し、ロサンゼルスに移住、自作の機械で成型合板の研究を重ね
45年成型合板で三次元曲面を持たせることに成功。
画期的な椅子LCW(ラウンジ・チェア・ウッド)/DCM(ダイニング・チェア・メタル)
などの家具を発表し、ハ-マンミラー社と専属契約を結んでいます。
General Electric Company
General Electric Company(通称:GE)はアメリカ合衆国のインフラストラクチャー、金融、メディアを中心とした複合企業です。
トーマス・アルヴァ・エジソンが1890年頃に事業を纏め「エジソン・ゼネラル・エレクトリック・カンパニー」として創立しました。
1892年に「トムソン・ヒューストン・カンパニー」と統合し、新会社「ゼネラル・エレクトリック・カンパニー」が発足。
総合電機メーカーから、企業の買収・事業の売却などを通じ、複合企業グループとなりました。
1923年、D.J.DePreeと彼の義父のHerman MillerがStar Funiture Companyを買収しハーマンミラー社を設立しました。
クラシックなスタイルの家具が一般的であった時代に機能性と美しさ、いつまでも変わらぬ高いデザイン性をもつ家具を
次々と発表し、ハーマンミラーの名前はモダンデザインのアイコンとなります。
「デザインとは問題を解決するためにある」という考えのもと、ジョージ・ネルソンや
チャールズ&レイ・イームズ、イサム・ノグチ、アレキサンダー・ジラードなど優れたデザイナーたちとパートナーシップを築き
今日も人々に愛用され続けている数々の名作を世に送り出しています。
近年は、ビル・スタンフ、アイシェ・バーセル、イヴ・ベアールなどともコラボレーションし、働く環境をより良くするために
考えられた人間工学に基づいた椅子やデスク、また、現代のライフスタイルやワークスタイルに合う製品を生み出しています。
Howard Miller
Howard Miller社は家具製造で有名なHerman Millerの息子であるハワード・ミラーが設立した時計メーカーです。
1926年ミシガン州で創業。最初期にはHerman Miller Clock Companyと称していました。
1950年代に入ると、父の会社であるHerman Millerで当時デザイン部長を勤めていたジョージネルソンと協力して
モダンデザインの時計を発表していきます。有名な「ボールクロック」等はこの時代にデザインされています。
その後、ジョーネルソンとの契約が切れたあと1970年代に入り以前ジョージネルソンが経営する「ジョージネルソンアソシエイツ」で
デザイナーとして働いていたアーサー・ウマノフと契約を結び、さらにモダンデザインの時計を発表していきます。
時計はジョージネルソンからの影響をたっぷり受けモダンで大胆、そして安価ということで人気になりました。
Heywood-Wakefieldはヘイウッド家の5兄弟によって、1826年に誕生したアメリカの老舗家具ブランドです。
今では世界中で馴染みとなったラタン家具やロッキングチェアを生み出しました。
また1950~60年代のミッドセンチュリー時代には、ハーマン・ミラーと並ぶ
アメリカン・モダンインテリアを代表する存在としてその地位を確立しました。
熟練の職人が、ボストン郊外ガードナー(マサチューセッツ州)にて、昔ながらの工作機械と自らの腕を頼りに
ひとつひとつ丹念に仕立てています。 永年の愛用に耐える、堅固な作り。優美な曲線に満ちた、なめらかなフォルム。
「頬ずりをしてみたくなるような」独特の風合いはヘイウッド・ウェイクフィールド社製品にしか出せない魅力です。
John Luke Eastman
アメリカ高級デパート、ニーマンマーカスのレディースシューズのバイヤーを務めていた父を持つジョンは
幼少の頃からファッションに興味を持っていました。
「私は世の中で最も美しいふたつの創造物、女性と聖書をペーパーに移し替えた。」
熱心なカトリック信者であるジョンはその様に自身の作品を説明しています。
1952年にUCLAの芸術学科を卒業した後、某高級デパートのアートディレクターとしてキャリアを重ね
フリーランスとなった後から現在に至るまでも勢力的に作品作りに取り組んでいます。
カリフォルニアを代表するアーティストと言っても過言ではありません。
彼の作品にはそれぞれ1つ1つにコンセプトが存在します。
デフォルメされた美しい女性や子供と聖書から神聖なフレーズがミクスチャーされたアート。
作品のほとんどにハート、クロス、スターの3つのマークが描かれているのも特徴の1つです。
ハート(LOVE=愛)、クロス(FAITH=信条)、スター(HOPE=希望)を意味します。
そして旧約、新約聖書から引用された文字が小さく書き込まれています。
Knollはドイツ人移民Hans G.Knollによって1938年に設立されました。
イギリスとスイスで教育を受けたHans G.Knollは、バウハウスをはじめ、ウォルター・グロピウス、マルセル・ブロイヤー
ミース・ファン・デル・ローエを含む、20世紀に多大な影響を与えたデザインや建築に精通していました。
彼のビジネスの目的は、“近代建築には、近代家具が必要”というシンプルなものでした。
Knollはデザインリーダーとして世界中の美術館に展示されている製品を含めた数百のデザインアワードを受賞しています。
特に、ニューヨーク近代美術館のコレクションとして寄贈されている数は40点を超えます。
1912年に父であるJohn LaneがVirginiaのAltavistaにある工場を買収し
息子のEd laneと共に小さな会社Standard Red Cedar Chest Companyを設立しました。
1951年にOccasional Table(メイン用途ではないコーヒーテーブルやエンドテーブルなど)を製造開始。
1956年にはCasegoods(ベッドの足元側に置くケース型のチェストなど)1965年にはアクセントとしてのアイテムを製造開始。
その後20年以上に渡り、市場でのシェア獲得と製品の多角化を通して、信じられない成長を続け
イスなどの布張りをした家具の業界で、主要な勢力となりました。アメリカを代表する家具メーカーです。